★『中級クラス』カリキュラム詳細★
『中級クラス』では、「基礎クラス」や「発展クラス」で学んできた“物語を生きる”ための演技スキルに“観客の視点”を加え、より専門的な演技技術を学びます。また、基礎的な演技スキルを磨き、繊細でバリエーション豊かな表現技術の習得を目指します。
第1回 |
ウォーミングアップ。 |
◆第1回ミッションSTART!◆ |
~全身を使った演技訓練『身体各部のためのエクササイズ』(足と脚だけで伝える、手だけで伝える、背中のエクササイズ、身体の部分をすべて見せる)~ |
演技者は身体全体が表現の道具であり、感知し、コンタクトしコミュニケーションを取るための高感度の機器として成長しなければなりません。『身体各部のためのエクササイズ』では身体全部を“ひとつの単体(有機体)”として捉えることを促す演技課題(例えば「腰で怒りを感じて!」「肘で見て!」「指先で聞いて!」など)が収められています。適切に演技課題をクリアしたなら、これまでの型にはまった表現の多くが消えていることに気付けるはずです。 |
第2回 |
ウォーミングアップ。 |
◆第2回ミッションSTART!◆ |
~全身で取り組むためのエクササイズ(全身で取り組む、リズミック・ムーブメント、硬くした筋肉、操り人形と/あるいは機械ⅠⅡⅢ)~ |
『全身で取り組むためのエクササイズ』では、全身を捉え扱い、開放に導くための演技課題が収められています。 |
第3回 |
ウォーミングアップ。 |
◆第3回ミッションSTART!◆ |
~非演出的ブロッキング『エクササイズ』(没頭B、ギブアンドテイクウォームアップ、2つのシーンのギブアンドテイクABCD~ |
『非演出的ブロッキング』とは➡熟練した演技者の特徴のひとつはステージでの目的ある自然な動きです。舞台での移動、またはブロッキングは、それ自体で理解されなければなりません。ブロッキングとはセットの中の演技者が、セットと衣装の色彩という背景の中で動き、舞台構図と融合させることを指します。非演出的ブロッキングでは、舞台構図をいついかなる瞬間も観客にとって興味深い状態に保つため、演技者自身がステージ全体に注意を払い、自身の役割を理解し、自然に(意味を持って)動くための演技課題が収められています。 |
第4回 |
ウォーミングアップ。 |
◆第4回ミッションSTART!◆ |
~非演出的ブロッキング『エクササイズ』(集合と分散、一匹狼、立ち位置の入れ替え、観客の視界)~ |
第5回 |
ウォーミングアップ。 |
◆第5回ミッションSTART!◆ |
~非演出的ブロッキング『エクササイズ』(群衆シーン、登場と退場、始めと終わり)~ |
第6回 |
ウォーミングアップ。 |
◆第6回ミッションSTART!◆ |
~意識を研ぎ澄ませる『聴くこと』(色を足して説明する、2つのシーンのギブアンドテイク、ベーシック・ブラインド、上級生徒のためのブラインドゲームA、上級生徒のためのブラインドゲームB) |
意識を研ぎ澄ませる『聴くこと』では、基本の技術「聴くこと」の精度を高めるための演技課題及び発展課題が収められています。 |
第7回 |
ウォーミングアップ。 |
◆第7回ミッションSTART!◆ |
~意識を研ぎ澄ませる『目をあわせるのではなく見ること』(感情の鏡、ジブリッシュによる実演、売り込む、アイコンタクトⅠ、アイコンタクトⅡ)~ |
意識を研ぎ澄ませる『見ること』では、基本の技術「見ること」の精度を高めるための演技課題及び発展課題が収められています。 |
第8回 |
ウォーミングアップ。 |
◆第8回ミッションSTART!◆ |
~意識を研ぎ澄ませる『目をあわせるのではなく見ること』(シャドー、場所の言語化、吹き替え、1人シャドー)~ |
第9回 |
ウォーミングアップ。 |
◆第9回ミッションSTART!◆ |
~意識を研ぎ澄ませる『言葉の機敏性』(テーマは何?、会話の同時進行、関連性のない会話)~ |
意識を研ぎ澄ませる『言葉の機敏性』では、喋りながら聴くこと、喋ることを探るための演技課題が収められています。 |
~意識を研ぎ澄ませる『一連のストーリー作りのゲーム』(ストーリーを積み上げるⅠⅡ)~ |
意識を研ぎ澄ませる『一連のストーリー作りのゲーム』とは、『言葉の機敏性』の発展的な演技課題が収められています。喋りながら聴き、言葉を空間に出すべし。 |
第10回 |
ウォーミングアップ。 |
◆第10回ミッションSTART!◆ |
~意識を研ぎ澄ませる『一連のストーリー作りのゲーム』(対位法による議論ⅠⅡⅢ、とりとめのない話A、B)~ |
第11回 |
ウォーミングアップ。 |
◆第11回ミッションSTART!◆ |
~意識を研ぎ澄ませる『コンタクト』(コンタクトⅠⅡⅢⅣ)~ |
意識を研ぎ澄ませる『コンタクト』では、課題を適切にこなした場合、表現の思考の分裂を消し、キャラクターに繊細さと微妙なニュアンスがもたらされ、舞台所作に無限のバラエティがもたらされるでしょう。より繊細で濃密な関りを持つキャラクターの身体化を促す演技課題。 |
第12回 |
◆第12回ミッションSTART!◆ |
~意識を研ぎ澄ませる『沈黙』(サイレントテンションⅠⅡ)~ |
意識を研ぎ澄ませる『沈黙』では、沈黙そのものに集中し、沈黙を通してコミュニケーションを取ることを学びます。真の沈黙は演技者同士を相手に開放し、はっきりとしたエネルギーの流れを生み、より深い個人の源へと到達することを可能にします。※上級生徒用演技課題。 |
~意識を研ぎ澄ませる『ノーモーションエクササイズ』(ノーモーション・ウォームアップ、空間物質、ノーモーションⅠⅡⅢⅣ、直観への小旅行[予定])~ |
質問や言葉の多用は、演技者をコンタクトや関係から遠ざける強迫的な思考活動です。『ノーモーションエクササイズ』は、その強迫的な思考活動を停止するための方法のひとつです。シーンにアクセントをつけて舞台の緊張感を増すために使われる【静】『ノーモーション』を探る演技課題。 |
※進捗により回ごとのミッションを変更する可能性があります。ご了承ください。